Open Inventor 2.1における変更点
さらに、スピードアップしたOpen InventorVer.2.1はレンダリング・フレーム・レートをさらに高速化することを目的としました。アプリケーションにもよりますが、20%から400%のスピードアップが実現します。なかには、1000%、すなわち、10倍ものスピードアップとなるアプリケーションもあります。
Open Inventor 2.1ツールキットを使用していただければ分かるように、アルゴリズムの改良やコードの最適化、その他以下のような改良が施されています。
- シーン・グラフのトラバースを再定義しました。
- トラバース中に現在のマテリアル特性をトラッキングするメカニズムを再設計しました。
- 形状レンダリング・ループを再定義しました。
- ビューのカリング・アルゴリズムを新たに追加しました。
- シーン・グラフの変更通知メカニズムを改良しました。
- テクスチャ・マッピングを最適化したことにより、OpenGLのテクスチャ・オブジェクトの拡張子が利用できるようになりました。
- フィールドのメモリ使用量が減りました。
- ピッキング機能を最適化しました。
- ASCII ファイルの読み取りコードを最適化しました。
- XtViewersを全面改良しました。
新機能
Open Inventor Ver.2.1はレンダリング性能の最適化だけでなく、いくつもの新しい機能も追加されています。例えば、ロケート・ハイトライティングのための新しいノード(SoLocateHightlight)、フル機能のマニピュレータ(SoTransformerManip)、VRMLのフルサポート(SoWWWAnchor、SoWWWInline、SoAsciiText)などが用意されています。
注意事項
Open Inventor Ver.2.1は前バージョンとはバイナリ互換がありません。したがって、プログラムを明示的に再コンパイルする必要があります。特に、カスタム・クラスを変更している場合はコードを書き直す必要もあります。