データ可視化SGI® VizServer®

SGI® VizServer®

SGI® VizServer®とは

エンジニアリングスタッフと科学サポートスタッフは、いかなる場所でも使用できるハイパフォーマンス・コンピューティング (HPC)に対する要望と、縮小傾向のIT予算とのはざまで苦悩しています。また、大企業のIT管理者とシニアアーキテクトは、 要求が高まる一方のテクニカルユーザにITサービスを提供しなければならないという根本的な変化に直面しています。

シミュレーションモデルとテクニカルデータの急増を背景に、ストレージとコンピューティング・リソースの大規模な統合が 主流になっています。データセンターからエンジニアのワークステーションにより多くのデータを移行させる必要がある一方 で、IT専門家はますます分散されていく従業員のサポートも行わなければなりません。これらの状況が、ワークステーションを 必要とする場所のすべてに効率的に配置することを一層困難にしています。さらに、そうしたインフラは複雑であるため、トレ ーニングや利用手順が必要とされ、ユーザの生産性と収益実現までの時間に影響を及ぼします。さらに、IT管理者はたいて いセキュリティ上の懸念から、「知る必要がある」ユーザのみにテクニカルデータやアプリケーションへのアクセスを提供しま すが、その設定には手間がかかります。

IT専門家は、どのような方法でコストを削減し、分散された多様なユーザに安全で効率的なサービスを提供したらよいので しょうか。

モバイルテクノロジを利用して、エンドユーザのさらなるコラボレーションを促進する方法はあるのでしょうか。 こうした問題への対処方法として、多くの企業がテクニカル・クラウド・ソフトウェアに注目しています。これらのソリューショ ンは、クラウド・コンピューティング・テクノロジを活用することで安全な統合型HPCと3D可視化サービスを提供するため、 インフラのコスト削減とITの迅速で柔軟な対応に役立ちます。 一方でテクニカルスタッフは、困難なエンジニアリング課題の解決に集中できるようになります。

NICEソフトウェアについて

NICEのHPCポータル製品であるNICE EnginFrameソフトウェアは、商用サポートが得られる高度なグリッドポータル です。このソフトウェアは、グリッド対応のインフラ、HPCクラスタ、データ、ライセンス、およびインタラクティブ・アプリケーショ ンへのアクセスをポータル化して提供します。アクセス権限のあるユーザであれば、標準のWebブラウザからアクセスできま す。EnginFrameは、HPCの並列ジョブの実行依頼、制御、監視を巧みに処理します。EngineFrameは標準プロトコルを採用し ており、エンジニアにとって使いやすいため、設計、開発、研究活動をより効率的にするポータルとして浸透することでしょう。さら に、アクセスとファイル転送を暗号化することで、知的財産とインフラを保護します。

NICEのリモート3D「仮想ワークステーション」製品であるNICE Desktop Cloud Visualization(DCV)ソフトウェア は、高度なリモート3Dアクセス技術を搭載しており、テクニカルなエンドユーザはWebベースのポータル経由で高度な3Dモデ リングツールにアクセスできます。IT専門家は、GPUとメモリを複数のユーザセッションで共有させることができます。データを データセンター内で安全に保管することで、ロード時間を短縮するとともに、ユーザのニーズに応じてデータとアプリケーショ ンへのアクセス権限を付与するように構成することもできます。

EnginFrameとDCVアプリケーションを共に使用することで、クラウド・コンピューティングとテクニカル・ソフトウェアの双方 に優れた特長を提供することが可能になります。IT専門家は、コストのかさむアップグレードを実施することなく、ユーザの 生産性を向上する直観的で強力なソリューションを得られます。EnginFrameソフトウェアは大規模なソルバー計算を実行 させるHPC機能を搭載する一方で、DCVソリューションは複雑で詳細なモデルをリモートで参照するために必要な3Dモデリ ング機能を提供します。両方とも使用することで、直観的で使い勝手の良いインタフェースでサービスを提供しながら、テクニカ ルなエンドユーザの計算ニーズを手際良く満たします。

NICE DCV搭載SGI® VizServer®

NICE DCVソフトウェアを搭載したSGI VizServerシステムは、商用サポートが得られるハードウェアおよびソフト ウェアのソリューションです。主要なCAD、CAE、ペトロテクニカル、医療、および科学分野の可視化ソフトウェアな ど、WindowsとLinuxのデスクトップ環境の双方で実行される市販のグラフィック能力を必要とする3Dアプリケーショ ンに対して、効率的で最適化されたリモートアクセスを提供します。

NICE DCVは、複数(Windows、Linuxを問わず)のセッション間で単一の物理GPUを共有すると同時に、フルOpenGLの アプリケーションアクセラレーションとワークステーションクラスのパフォーマンスを維持する、市場初のソフトウェア製品で す。NICE DCVを搭載したSGI VizServerサーバは、利用可能なハードウェアリソースをより効果的に活用し、効率的で応 答性に優れた3Dクラウド体験を実現できることから、リモートの作業やコラボレーションに理想的な選択肢といえます。

NICE DCV搭載のSGI VizServerサーバは、NICE EnginFrame Viewsに統合することができ、Webブラウザ経 由で2D/3Dセッションを管理できます。共同作業においてメンバーとインタラクティブなセッションを共有できる機能もありま す。EnginFrame HPCの機能と併用すれば、エンジニアや研究者は、任意のジョブスケジューラでの最新データとバッチジ ョブの管理などのワークフロー全体を、使い勝手の良いWebベースのインターフェースで利用することが可能になります。

SGI VizServerソリューションのソフトウェアコンポーネント

  • エンジニアが使いやすいセルフサービス型ポータル:
  • エンジニアと科学者は、セルフサービス型ポータルを使用して、Webブラウザベースの環境でアプリケーションやデータにア クセスできます。ポータルは、ユーザが企業データを紛失することのないよう、またIT管理者が企業データの使用を追跡できる よう、セキュリティ、監視、管理機能を備えています。エンジニアと科学者は、自身のWebブラウザから直接アプリケーションとデ ータにアクセスします。別のソフトウェアをローカルのクライアントにインストールする必要はありません。

  • リソース管理と抽象化層:
  • リソース管理と抽象化層はポータルの下部にあり、ユーザには見えません。ユーザ体験を損なうことなく、ジョブスケジューリ ング、リモート可視化、リソースプロビジョニング、インタラクティブワークロード、および分散データの管理を行います。この層 は、ブラウザからのユーザリクエストを解釈し、可視化やHPCタスクの完了に必要なリソースの割り当てを実施します。また、 スケーラブルなアーキテクチャにより、単一クラスタや共有メモリサーバだけでなく、マルチサイトのWAN実装にも対応できま す。

  • 計算リソースとストレージリソース:
  • NICE DCVソフトウェアを搭載したSGI VizServerシステムは、企業が既に保有する、または新たに購入した、業界標準リソー スを活用します。そのようなリソースには、SGIサーバ、HPCスケジューラ、メモリ、グラフィカルプロセッシングユニット(GPU)、 可視化サーバ、およびアプリケーションバイナリ、モデル、途中結果を保管するために必要なストレージなどが挙げられます。 これらのリソースはすべて、Webベースのポータルからリソース管理と抽象化層経由でアクセスでき、エンドユーザのニーズに 応じてサービスが提供されます。

SGI VizServerのしくみ

NICE DCVソフトウェア搭載のSGI VizServerシステムは、Webベースのポータル経由でテクニカルユーザにリモー ト3Dモデリングツールを提供することで、GPU共有、リソース共有、および安全なデータ保管を実現します。 典型的な3D可視化の仕組みでは、ソフトウェア・アプリケーションはローカルのリソース(CPU、メモリなど)を使用して、グラフ ィックコマンドのストリームを、ワークステーションにインストールされたグラフィックアダプタ(GPU)に送信します。GPUはデー タをピクセルにレンダリングし、ビデオシグナルとしてローカルのディスプレイに出力します。

NICE DCVソフトウェアを搭載したSGI VizServerでは、すべてのOpenGL®アプリケーションは、NVIDIA®グラフィックスカ ードを搭載したリモートのSGI VizServerシステムでネイティブに実行されます。SGI VizServerは仮想化される場合もあ ります。ネイティブなGPUドライバによって、シーンジオメトリとグラフィックスステートがリモートの物理GPUでレンダリングさ れ、ピクセルは圧縮され、ネットワーク経由でローカルディスプレイに送信されます。安全なリアルタイムのコラボレーションを 確保するため、ピクセルのストリーム結果は暗号化され、複数クライアントに分散されます。圧縮率を動的に適応させること で、あらゆるネットワーク速度で最適な体験が得られます。

NICE DCVソフトウェア搭載のSGI VizServerシステムで、企業のプライベートネットワークに構築されたSaaS(Software as a Service)を通して、可視化機能を提供することも可能です。ユーザは使い勝手の良いWebインタフェース経由でソフトウェアに アクセスするため、簡素性が得られます。このソリューションは直観的なヘルプとガイダンスを提供しており、経験の浅いユーザも 複雑なITプロセスにかかわらず生産性を最大化できます。

SGI® Rackable® Standard Depthプラットフォーム

ボッモデル番号C2108-RP2のSGI Rackableサーバは、Linux®、1ノード2Uあたり、8コアプロセッサ×2基(計16コア)、DDR3(最大256GB)メモリ、以下のグラフィックカードをサポートします。

  • グラフィックカード:

  • SGI® Rackable® Standard DepthプラットフォームがサポートするNVIDIA®グラフィックスカードは以下の通りです。

    • Quadro® K2000D (supports 2-4 users)
    • Quadro® K5000 (supports 3-5 users)
    • Quadro® K6000 (supports 6-8 users)
  • サポートするオペレーティングシステム:

    • SUSE® Linux® Enterprise Server 11
    • Red Hat® Enterprise Linux 6
  • EnginFrame ViewsがサポートするWebブラウザ:

    • Chrome, Firefox, Safari, MSIE

SGI® UV 2000

SGI UV 2000サーバは256ソケット(2,048コア、4,096スレッド)まで拡張し、製品アーキテクチャ上は262,144コア(32,768ソケッ ト)までサポートされます。単一システムイメージでグローバル共有メモリを最大64TBまでサポートするため、データを移動 しなくてもプリ処理/ポスト処理、計算・解析処理、可視化を単一マシン上で実行でき、CAEワークフローのソリューション 実現までの時間が短縮されます。マルチユーザかつ異機種混合のワークロード環境のコアアロケーションにかかわらず、ジョ ブに割り当てられたメモリサイズを柔軟に設定できるため、大量のメモリを必要とするジョブがコア不足になることがありま せん。

  • グラフィックカード:

  • NVIDIA® Graphics cards supported on the SGI® UV がサポートするNVIDIA製グラフィックスカードは以下の通り

    • Quadro K2000D (supports 2-4 users)
    • Quadro K5000 (supports 3-5 users)
  • サポートするオペレーティングシステム:

    • SUSE® Linux® Enterprise Server 11
    • Red Hat® Enterprise Linux 6
  • EnginFrame ViewsがサポートするWebブラウザ:

    • Chrome, Firefox, Safari, MSIE

SGI VizServerのサービス提供

SGIのサービススタッフは専門知識と経験を生かし、強力なテクノロジをビジネスソリューションに変化させるのを支援して います。そのため、サービス専門家が数十年にわたり築き上げた、豊富な実績を活用しています。1980年代半ば以来、SGIは グラフィックステクノロジの草分け的存在として形成的な役割を果たしてきました。SGIは、信頼できる真のビジュアライゼー ション・テクノロジの経験とともに幅広い専門知識を提供できる唯一の企業です。

SGIは、24時間365日のテクニカルサポートを世界中で提供しています。また、お客様の価値実現までの時間を短縮し、投資利益率を最大化する専門サービスもご利用いただけます。

サービスの詳しい内容につきましては、弊社までお問い合わせください。

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