スケールアウトシステムSGI® ICE™

SGI® ICE™

スケールアウトシステムSGI® ICE™

HPC ワークロードの複雑化や増加に対処するため、SGI は第6世代のスーパーコンピュータ となるSGI ICE XAを開発しました。SGI の最新技術を取り入れたICE XAによって、科学者、 研究者、エンジニアは、ペタスケール・コンピューティングにおけるブレークスルーを加速し、高い投資効果を引き出すことができます。

  • 最新かつ業界標準のx86、Linux、InfiniBandを実装し、主要な商用アプリケーションやお客様の開発コードを幅広くサポートします
  • プロセッサーとアクセラレーターのハイブリッド構成、ストレージI/O、ネットワーク・トポロジーの柔軟性が高く、個々のワークロード要件に最適なシステムを構築できます
  • 優れた電力・冷却効率およびSGIソフトウェアを活用したシステムヘルス管理や電源、リソース管理により運用コストと負荷を大幅に削減できます
  • 数週間から数か月ではなく、数時間から数日で稼動開始することができます
  • システムの稼働を止めることなく既存のSGI ICEクラスターを拡張・強化することができます
  • エクサスケール時代に向けてSGIが開発を進めている最新技術を今日のテラスケール/ペタスケール・コンピューティングに活用できます

すべてのSGI ICEスーパーコンピュータは、SGIの米国工場にて入念なテストと事前構成が行われます。また、Lustreベースのストレージを含むソリューション設計、および 24時間365日の保守サービスなど、SGIの豊富なプロフェッショナルおよびサポート・サービスをオプションで提供しております。

スピード

SGI ICE XAは計算ノードに最新のインテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 v4 シリーズを搭載し、複雑なHPCワークロードをペタフロップススピードで実行可能な設計となっています。

インテル® Xeon® ベースのシステム性能を最大限に引き出すSGIの高度な専門技術により、SPEC MPI2007ベンチマークの世界記録を塗り替え続けています。またインテル® Xeon Phi ™ コプロセッサーやNVIDIA® GPUアクセラレーターを搭載することも可能です。加えて専門知識を備えたSGIのアプリケーション・エンジニアが、お客様のワークロード特性に応じたシステム・チューニングの支援を行います。重要な事は、SGIの性能への探究が実験室レベルにとどまることなく、実際 にお納めするお客様先にまで拡がり、最も強力な商用スーパーコンピュータを実現していることです。

● 先進のHPC ソフトウェアがワークロード処理を加速

SGI ICE XAの高い処理性能には、革新的なハードウェアの機能を最大限に引き出すことができる、SGI HPCソフトウェアも大きく貢献します。

  • SGI Performance Suite は、専用ライブラリ、アプリケーション・アクセラレーター・コンポーネント、および高性能MPI環境を提供します。
  • SGI Development Suite は、HPCアプリケーションの開発、デバッグ、パフォーマンス分析のためのソフトウェア環境を提供します。
  • SGI Management Suite は、高速システム・プロビジョニング、プロアクティブなシステムヘルス管理、ノードレベルでの電力制御など、多様なツールを包含した総合スイートです

製品情報

拡張性

● 高密度実装とシームレスな拡張性

SGI ICE XA は、インテル® Xeon® プロセッサーをフル実装した場合、ラックあたり最大223テラフロップスの演算性能を提供します。また、最小限のシステム・オーバーヘッドで、数万ノードまで拡張できます。

● ブレード、InfiniBandトポロジ、およびOSの柔軟性

SGI ICE XA が備える高度に差別化されたアーキテクチャにより、お客様のシステム・ニーズに柔軟に対応することが可能です。

  • 計算ブレード:用途に合わせて、2つのブレードタイプから選択できます。IP-125は、4ノード搭載の計算ブレードです。インテル® Xeon® プロセッサー の能力を最大限に引き出します。IP-139は、 2ノード搭載の計算ブレードです。ノードあたり2つのソケットを備え(計4ソケット)、 HDD/SSDドライブや各種PCIeカードを柔軟にサポートするため、処理能力とI/O機能を同時に向上させることができます。両ブレードとも革新的なSGIコールドシンク冷却技術を活用して発熱の問題に対処しながら高いノード密度を実現することができます。
  • ブレードエンクロージャ:10.5Uブレード・エンクロージャは統合ミッド プレインを備えており、最大9つの計算ブレードに対して、電力、冷却、システム制御、およびネットワーク・ファブリックを提供します。SGI ICE XAはエンクロージャを追加するだけで容易にシステムを拡張でき、高さ42Uの専用ラックに最大4つのブレード・エンクロージャを収納可能です。また、エンクロージャは新しいテクノロジーを採用したブレードを搭載可能で、将来のアップグレードにも対応できる設計となっています。
  • InfiniBandトポロジ:SGI ICE XAは、TOP500サイトの半分以上を占める業界標準のInfiniBandを採用しており、ネットワーク・トポロジーに対する高い柔軟性を提供します。シングル・プレーンまたはデュアル・プレーンで、All-to-All、Fat Tree、 Hypercube、またはEnhanced Hypercubeを選択でき、パフォーマンス、 システム規模、予算、用途に応じて最適な構成を組むことができます。
  • オペレーティングシステム:SGI ICE XA は標準のSUSE® Linux Enterprise Server、Red Hat® Enterprise Linux®、またはCentOSを利用可能です。SGI Management Suiteを併せて活用すれば、ノードごとに異なる種類のLinuxオペレーティングシステムを配置することさえできます。アプリケーション毎に異なるOSを構成・管理する場合にも管理者の負担を軽減することが可能です。SGIは、Linuxコミュニティの主要なコントリビューターであり、Linuxシステムの構築や最適化に深い専門知識を有しています。

● 次世代技術を使ってライブでスケールアウト

SGI のICEプラットフォームは「Live Integration」に最適なシステムです。既存システムの稼働を止めることなく、次世代のプロセッサー、アクセラレーター、ネットワークを追加・拡張することが可能です。

この利点は米国のNASAエイムズ研究センターで実際に活用されています。5世代にわたるSGI ICEシステムの継続利用において、22回ものプラットフォームのアップグレードが行われ、本来であれば多くのダウンタイムが生じるところをユーザーの生産性を一切遮ることなくシステム拡張を実現してきました。

効率性

● 電力と冷却の高い効率性

環境に優しいスーパーコンピュータの構築は、今日では非常に重要な課題となっています。SGIは以下の例に示すように、この分野の技術革新に長年取り組んでおり、x86プラットフォームにおいて業界をリードするメガフロップス(計算性能)/ ワット(消費電力)を提供し続けています。

ICE XA は、電力・冷却効率に対する以下のように優れた機能を実装しています。

  • 新しい設計のE-Cell
    SGI ICE XAシステムは、第2世代のSGI Cell技術を採用 しています。2台の計算ラック(E-Rack)と1台のユニファイド冷却ラックが一つの単位として、密閉されたE-Cellに収納されます。大規模システムを構築する際には、E-Cellを複数接続します。E-Cell内部の冷却ラックは、計算ラック内部のコンポーネントが排出する熱をAirto-Water熱交換器を介して冷やし、その空気を再循環させて計算ラックを冷却します。この「クローズド・ループ・エアフロー」の仕組みでは、E-Cell内部の空気がデータセンターの空気と混ざることはありません。さらに、E-Cellは温水冷却による冷却機構も併せて利用することが可能です。
  • 温水冷却
    E-Cellは、データセンター設備が提供する水を冷却に利用できます。水温は摂氏32℃までの高い温度に対応しており、その範囲内であればデータセンター内に余計な発熱を生じることなく、「ルームニュートラル」な環境でシステムを運用することが可能です。サポートする水温が摂氏32℃と高いため、一般的な水冷ソリューションと比較して、冷却コストを大幅に節約できます。温水冷却には、Waterto-Water 熱交換器が使われており、 高密度な計算ブレードを冷却するためのSGIコールドシンクと連携して冷却効率を高めています。
  • 電源効率
    計算ラック(E-Rack) 内の各ブレード・エンクロージャには、最大9つのパワーサプライを搭載でき、N+1冗長構成をサポートしています。また、電力を不必要に使ってエネルギーを浪費させないために、利用するパワーサプライの数を最適化できる設計となっています。パワーサプライは、80 PLUS PLATINUM仕様で、50%ロード時に94%の高い配電効率を実現しています。

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