劣化原因と再生フロー
バッテリーの劣化原因
鉛蓄電池の場合、物理的要因と化学的要因の2種類の劣化要因が考えられます。
- 物理的要因: 極板の腐食・破損、極板活物質の脱落、セパレータのずれ、破損、 接続部品の腐食・折損・溶解
- 化学的要因: 極板表面に付着する結晶化した硫酸鉛(サルフェーション※1)
※1 バッテリーが放電する時、陽極・陰極ともに、表面をPbSO4(硫酸鉛)が覆い、充電する時に元のイオンに戻ります。 この硫酸鉛は時間を置くと極板の細孔に結晶化する特性があります。結晶化した硫酸鉛は通常の充電では元のイオンに戻りません。 これをサルフェーションといいます。結晶化した硫酸鉛は電気を通さない物質のため内部抵抗も増え、蓄電能力、放電能力が落ちてしまいます。

バッテリーの再生フロー
化学的要因により劣化し容量が低下したバッテリーの再生処理は以下のような手順で実施されます。
■ 処理前検査
- 電圧・外観・比重・内部抵抗の検査および容量試験を行います。
- この時点で再生が不可能であると判断された場合は、再生処理の中止または廃棄処理を行います。
■ 再生処理
- 高周波パルス充電により、サルフェーションの除去を行います。
■ 処理後検査
- 再生処理後のバッテリーに対し、比重・内部抵抗の検査および容量試験を行います。
- この時点で再生が不可能であると判断された場合は、バッテリーの廃棄処理を行い、代替の再生電池を提供します。



