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参考資料(米SGI リリース抄訳)
2008年5月14日

米国SGIがNASAの次期大規模スーパーコンピュータを提供
20,000個超のインテルXeonプロセッサーコアが、新世代の科学・工学分野の研究のための画期的なシステムリソースを実現

  カリフォルニア州サニーベール(2008年5月6日)発 - NASAは、昨年数社のサプライヤーを比較検討した結果、次期大規模スーパーコンピュータとして、米国SGI(NASDAQ: SGIC)が提供する20,480コア構成のSGI(R) Altix(R) ICEシステムを採用しました。

この新しいSGI(R)システムは、シリコンバレーにあるNASAエイムズ研究所のNASA Advanced Supercomputing(NAS)施設にこの夏構築される予定です。この新システムは、かつてない大規模で複雑な問題を解決しようと取り組んでいる科学者やエンジニアに、新たに大きな好機をもたらします。このスーパーコンピュータは、毎秒245兆回の演算処理能力(245テラフロップス)の性能を持ちます。

  NASAが圧倒的にパワフルな新しい計算リソースを確保しようとしている背景には、月への有人飛行ミッション、そしていずれは有人火星探査を再開するというNASAの計画があります。この新しいSGIスーパーコンピュータは、宇宙探査に加えて、航空学、科学、宇宙活動の各部門のNASAの取り組みも支援します。

  最新のクアッドコア インテル(R) Xeon(R) プロセッサーを搭載するこの新しいスーパーコンピュータは、20,800ギガバイト(GB)を超えるシステム・メモリを装備します。これは、現在のデスクトップPCに換算して1万台分に相当するメモリです。また、NASAは、450テラバイト(TB)のデータの格納・管理を実現する次世代のディスク・ソリューション、
SGI(R) InfiniteStorage InfiniBandも導入予定です。これは、米国議会図書館が所蔵する全印刷物の5倍のデータを格納できるソリューションです。この導入環境には、115TB容量のSGI(R) InfiniteStorage NEXISネットワーク接続ストレージ・ソリューションも含まれます。

  この新しいスーパーコンピュータによって、NASAのColumbiaスーパーコンピュータの性能は強化されることになります。Columbiaは、2004年に構築され、当時世界で最もパワフルなスーパーコンピュータとして1時代を画したSGI(R) Altix(R)によるシステムです。導入以来、Columbiaは広範な分野で画期的な成果を実現してきました。代表的なものには、宇宙飛行士を宇宙に送り出すことになる新しい打ち上げロケットの仮設計、ハリケーン上陸の最大5日前のハリケーンの進路を予測可能な気象モデル、2つのブラックホールの衝突によって生み出される重力波の可視化があります。

  NAS部門の担当責任者であるRupak Biswas博士は次のように語っています。「NASAの4つのミッション部門では、前例のない複雑な計算課題に立ち向かっています。これらの課題は、これまでにない画期的とさえ言える計算能力を必要としています。Columbiaシステムによって、NASAがそれまでの不可能を可能としてきたように、この新しいスーパーコンピュータによって、NASAは科学とイノベーションの限界に挑戦し続けます。」

  SGIのCEOであるRobert "Bo" Ewaldは次のように語っています。「SGIはNASAの次期スーパーコンピュータを供給できることを誇りに思っています。NASAは、このシステムによって、スーパーコンピューティングにおける先駆者としてリーダーの地位を維持することになります。この新しいSGI Altix ICEシステムによって、人類を宇宙空間のさらなる先に送る、この地球の前に広がる未来をよりよく理解する、世界中の人々のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高める、といったNASAの取り組みが促進されることになります。これまでで最もエキサイティングなミッションに着手するにあたり、SGIを選択していただき、SGIの最初のお客様であるNASAと25年来のコラボレーションをさらに拡げられることを嬉しく思います。」

  Intelのデジタル・エンタープライズ・グループ担当バイスプレジデント兼サーバ・プラットフォーム・グループ ジェネラル・マネージャーであるDiane M. Bryant氏は、次のように語っています。「NASAは日々歴史を作っています。この世界を、そしてその宇宙における位置を解明するという旅において、新しい道を開拓しているのです。我々は、SGIと連携して、Intelの最先端プロセッサ・アーキテクチャが、歴史を作り出すのに不可欠な中枢部として確実に機能するように取り組んできました。この目覚ましい新システムによって実現される飛躍的な解明、そしてこうした画期的な発見が我々に与える影響を思い描くとわくわくします。」

  NASAの新しいAltix ICEシステムは、緊密に統合されたブレードを40個のラックに格納し、各ラックには512個のプロセッサーコアと512GBのメモリを搭載します。省電力・省面積・高密度設計の水冷式SGI Altix ICEシステムは、NASAのデータセンターの床面積、エネルギー消費、冷却コストの最小化に貢献します。しかも、コスト節減だけがその恩恵ではありません。一般的なサーバと比較して、10TFLOP(テラフロップス)のSGI Altix ICEシステムは、CO2(二酸化炭素)排出量を年間最大293トン多く削減可能です。これは、乗用車53台分の年間排出量に相当します。

  この新しいシステムは、スーパーコンピュータの多数の計算ノードでの分散処理用に細分化されたアプリケーションの稼動に特に適しており、また、これらのノード間を高速で接続するInfiniBandにより、高バンド幅と低レイテンシが保証されています。このため、Columbiaの性能を補完するシステムになります。共有メモリシステムのColumbiaは、単一のアプリケーションで大容量のメモリを利用することが可能です。また、業界一の低レイテンシを誇るインターコネクトSGI(R) NUMAlink(TM)を最大限に活用することによって、大規模な問題を解決するのに最適なシステムです。こうした理由により、研究者のニーズやアプリケーションの要件に応じて、NASAの2つのSGIスーパーコンピュータの両方を単一のプロジェクトのために使用することも可能です。

  導入が完了すれば、NASAの新しいスーパーコンピュータは、現在世界で3番目にパワフルなスーパーコンピュータであるニューメキシコ州の14,336コアSGI Altix ICEシステム、Encantoと共に、最大規模のSGI Altix ICEシステムの1つとなります。この新しいNASAシステムには、Novell SUSE Linux Enterprise Server 10が搭載されます。

SGI Altix ICE統合ブレード・プラットフォームについての詳しい情報は
www.sgi.co.jp/products/altix/ice/ をご参照ください。
SGI InfiniteStorageソリューションについての情報は
www.sgi.co.jp/products/category/storage.html をご参照ください。

<商標登録>
SGI 、SGI キューブおよびSGI のロゴは、米Silicon Graphics, Inc.の登録商標です。

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