2007年 社長年頭挨拶
「コンテンツが主役の時代」をさらに加速
企業・個人が放送局(コンテンツ発信者)になる時代を支えるグローバル・ソリューションを強化明けまして、おめでとうございます。旧年中は、日本SGI に対し格別のご高配を賜り、誠に有難うございました。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
昨年は日本経済も好調に推移し、景気拡大が戦後最長を記録しました。この景気拡大は、かつてのいざなぎ景気のような所得拡大型やバブル経済のような内需拡大型と異なり、海外事業や海外輸出によってもたらされたグローバル型といわれています。
こうした動きに合わせ、昨年、日本SGI は、米SGI のヨーロッパのブロードキャスト・ビジネス・ユニットを買収して、ドイツ・ミュンヘンを拠点とした100%出資の放送事業会社サイレックス・メディアを設立。また、アドビ システムズをはじめ、Sony Europe、米ジップリップ社、英ゴルダノ社、米オンストア社、米グラフストリーム社、加CIC社などと、相次いで業務提携を行い、グローバル・アライアンスを活発に推進した1年でした。
同時に、日本電気株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社に加え、新たにソニー株式会社の資本参加を得て、まさに日本のIT、コンテンツ放送分野のトップベンダーによる強力なパートナーシップの基盤を作り上げた年でもありました。
この2007年は、これまで日本SGI が主張してきた「コンテンツが主役の時代」がまさに開花する年だと確信しています。特に「企業・個人が放送局(コンテンツの発信者)となる時代」において、一般企業での動画コンテンツや映像配信の需要が急速に高まっています。また急速に可視化のニーズが拡がる中、シリコングラフィックスの創業者であるジム・クラークのDNAを日本SGI が引き継いで、「視せる化」、「魅せる化」を推進するソリューションを提供しています。
そして「コンテンツが主役の時代」には、デジタルコンテンツの編集・制作から保存・管理、配信に至る一貫したソリューションを提供できる企業が、新たなコンテンツ産業の中核を担うことになります。
日本SGI は、”SiliconLIVE! ソリューション”体系のもとに、コンテンツ・ライフサイクル・マネジメントのソリューションを強化してきました。さらに安定した高速・大容量のネットワークサービスとシステムを一体として提供するために、昨年末に国内最高レベルの高品質インターネット接続環境を保有するメディアエクスチェンジ社と業務・資本提携に合意しました。日本SGI はHPCの分野で大規模並列サーバを構築してきた経験を活かし、老舗のiDCであるメディアエクスチェンジ社との提携により、両社の特長を活かした高品位ネットワークインフラとサービスを複合した、ワンストップ・ソリューションをトータルに提供していきます。
また新しい次世代ユーザ・インタフェースを戦略事業として取り組んでいます。PCがキーボード、マウスに頼っていては、デジタル・ディバイドが拡大するばかりです。そこで、人間の音声や感情など、直感的で優しいインタフェースが求められます。日本SGI は株式会社AGI が開発した ST(感性制御技術)を活かして、“感性”をキーワードとした言花や空間ロボット、次世代コールセンターなどを実現させています。さらにレスキュー・ロボットの技術をベースに、夢の乗り物「Segway」の国内総販売代理店として、人に優しい環境をプロデュースしていきます。
今年、日本SGI は創業20周年を迎えます。常に時代をリードする先進的でクリエイティブな取り組みをスピード感を持って展開し、お客様の様々な課題解決をいち早く実現して参りたいと考えています。末筆となりましたが、皆様方にとって佳い年でありますようお祈り申し上げます。
2007年1月1日
日本SGI 株式会社 代表取締役社長 CEO 和泉法夫