日本SGI 株式会社
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日本SGI Solution News
Global Collaboration 特集
グローバル・コラボレーションの利点とそのためのソリューション
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日本SGI 株式会社
執行役員
チーフテクノロジ・オフィサー
戸室 隆彦

はじめに

ビジネス効率の向上、コスト削減、より迅速な製品の市場投入、品質の向上は、すべての企業の目標であり、これらの目標を達成するため、各企業ではより効率的なコミュニケーション、分析、最適化を可能とするビジネスプロセスへの変革に、IT(Information Technology)が使われています。

企業の業務プロセスにおけるワークフローでは、多くの意思決定が必要であり、また、これらの意思決定時には、しばしばグローバルレベルのコンセンサスを必要とします。限られたコミュニケーションだけで決定される案件もありますが、競争力のある製品をデザインし、その製品化を図る場合には、より綿密なコミュニケーションが必要となります。意思決定に一票を投じる各グループは、同一のデータを閲覧し、そのデータの可視化処理を共同で行い、その可視化された結果を共有することで、全体の意思決定を行う必要があります。こういったグローバル・コラボレーションは、企業が最善の決定を下し、参加者全員に共通の方向性と成功に向けた責務を浸透させるための唯一の方法であり、スピード経営のための必須のアプローチと見られるようになっています。

多くの先進的な企業ではすでに、SGI(R) Reality Center(R)をコラボレーションのためのデシジョンルームとして活用しています。経営陣や技術者を含む各部署の代表者が、一つの部屋に集まり意思決定に向けて意見交換を行う際、このSGI Reality Center を使用することで、マルチメディアを駆使したビジュアライゼーション(可視化)テクノロジを最大限に活用できます。意思決定上のチェックポイントや設計基準を、可視化されたデジタルモデルの3 次元立体視と対比して評価することができ、エンジニアリング解析の結果の可視化や、その結果のアニメーション表示などが可能になります。さらに、各部署が意見を提示することも、複数の選択肢を比較検討することもでき、すべての見解について参加者全員のコンセンサスを導き出すことができます。

Reality Centerの設置で実現されるグローバル・コラボレーション
Visual Area Networking -ビジュアライゼーションにおける最強のグリッドコンピューティング-
複数の場所から共通のコンセンサスに到達

コラボレーティブなデジタルデザインは、すでに業界のリーダー企業によって活用されており、今では国際競争力を高める有効な手段の1つとなっています。デザインプロセスにおけるコラボレーションによって、意思決定の迅速化を図り、大幅なコスト削減を実現した事例も数多くあります。加えて、より多数の選択肢を検討した上でより優れたデザインに到達できるようになり、さらに製品の市場投入までの期間も短縮されています。リーダー企業においては、デザインプロセスが次々とデジタルデザインへと変貌を遂げつつあるのです。同時に、グローバル・コラボレーションに対する需要も高まっています。結果、コンセンサス型の意思決定によるメリットは企業全体にもたらされるようになってきています。

日本SGI は、グローバル・コラボレーションを容易に提供できるテクノロジとソリューションをご用意しています。SGI Reality Center はグローバル・コラボレーションのためのデシジョンルームとして活用され、専門家や経営陣と世界中のスタッフが可視化映像を共有、意見交換することを可能にします。複数のデザインのリアルな3 次元映像を可視化することや、その3 次元画像を使用したバーチャル・リアリティ(仮想現実)を体験することも可能です。さらに、3次元の立体視の画像を高解像度ディスプレイ上に提供することも可能であり、これらの3 次元画像を複数のReality Center 間で共有し、同時に可視化することもできます。このように、複数の場所から同時に1つのバーチャル・リアリティ映像を可視化することによって、共通のコンセンサスを得ることが可能になります。

日本SGI が提供するソリューション

グローバル・コラボレーションは、個人レベルでも実現できます。たとえば、遠隔地にいる専門家が、自分のデスクトップのコンピュータから複雑なモデルデータにアクセスし、そのデータの解析をすることで、デスクトップ環境をバーチャルなスーパーコンピュータに変えることが可能です。同時に、そのような遠隔地から、大規模で複雑な解析を強力なスーパーコンピュータで実施した際、その結果をどのように自分のデスクトップで見るか、ということが問題になります。リモートのスーパーコンピュータをより効率的に使うために、そのスーパーコンピュータの計算結果を最先端の可視化システムによって自分で処理し、自分のデスクトップで見ることが出来れば理想的です。それは、まさにデスクトップのコンピュータを仮想的にグラフックス・スーパーコンピュータへ変えてしまいます。
このようなデスクトップにおける最高品質の可視化の実現は、より最善の決定を行うことを可能とします。大規模で複雑なデータベースの情報に効率的にアクセスし、データの解析や可視化に際して、データの移動を最小限に抑えることができるからです。

決して未来の話ではなく、今すぐ実現可能

グローバル・コラボレーションは、決して未来の話ではありません。日本SGI のソリューションによって、今、すぐに実現することができます。グローバル・コラボレーションは、まさにグローバルなマーケットを対象とした、グローバルでのオペレーションが必須な現代の企業には必要不可欠なツールです。

このように、重要な決断を行う際には、複数のグループ間でのコミュニケーションが必要です。そのためには、日本SGI のReality Centerのように、意思決定に関わる担当者を一同に集めて、イマーシブな可視化環境を共有し、コラボレーションを行うことが重要となります。しかし、ここで唯一の問題となるのは、その意思決定に関わる重要な人々を常に集めることが、実際には困難であるため、適切なタイミングで適切な判断を行うには、時間や場所の制限がなく、グローバルなコラボレーションを実現できる環境が必要となります。

SGI OpenGL Vizserverだから実現可能なこと

SGI(R) OpenGL VizserverTM は、地理的な制約なしに、グローバルでのコラボレーションを可能にします。Vizserverは、その名前のように、可視化されたデータのみを転送することで、移動が困難とされる重要なデータや大規模ファイルを移動することなく、ネットワークを介したコラボレーションへの参加を可能にするツールです。

グローバル・コラボレーションでは、重要な判断を専門的な知識や経験を持った個人に委ねられる場合もあります。また、それらの専門家が地理的に分散していて、全員が特定の場所に集合しなければならない場合、その移動のために貴重な時間を浪費することにもなります。よって、意思決定に際しての遅延も懸念されます。有能な専門家には、出来るだけ多くのプロジェクトに横断的に関与してもらうことが必要であり、遠隔地からリモートでのコラボレーションへの参加は、そのような要求に応えるものです。

リモートからのコラボレーションが可能であれば、複数の専門家の知識を最大限に利用できます。また、日本SGI では複数の専門家によるグローバル・コラボレーションもサポートしています。専門家は、デスクトップコンピュータをSGI のスーパーコンピュータ・サーバに接続するクライアントとして使用し、複雑なデータの可視化や分析、モデルの操作、分析を行うことができます。専門家のデスクトップコンピュータは、数百倍のパワーを持つバーチャル・スーパーコンピュータになるのです。膨大なデータファイルを転送する必要はありません。

OpenGL Vizserverを利用すれば、世界中に分散する複数の専門家が、手元にあるバーチャル・スーパーコンピュータを使ってコラボレーティブに作業できるようになります。

日本SGI のグローバル・コラボレーション・ソリューションの特長

利点 解説
・意思決定グループによるグローバル・コラボレーション
・グローバルな視点で同時に検討可能
・イマーシブな3次元ビジュアライゼーションによって、より適切な決定がより迅速に可能
・参加者全員の意思統一が可能
日本SGI のOpenGL Vizserverを利用したグローバル・コラボレーションでは、スーパーコンピュータ上でのアプリケーションの操作をインタラクティブに共有することが可能。 Vizserverが、グラフィックフレームをキャプチャし、圧縮データをリモートのSGI Reality Centerに送信。Vizserverクライアントがグラフィックイメージを解凍し、各Reality Centerでその可視化を行う。
・安全かつ効率的なデータ管理 データ及びアプリケーションは1ヶ所にあるため、構成設定管理、バージョン管理、セキュリティ管理が簡素化される。
・複数の専門家間のグローバル・コラボレーション Vizserverを使用する日本SGI のグローバル・コラボレーションでは、メインのスーパーコンピュータ・サーバにクライアントとして接続されていれば、事実上どのデスクトップコンピュータからでもアクセスすることが可能。
・遠隔地の専門家によるタイムリーな解析 遠隔地にいる専門家は、デスクトップシステムの数百倍の性能を有する「バーチャル・スーパーコンピュータ」を手元に持ち、リモートスーパーコンピュータ上で実行されたモデルや解析は、デスクトップシステムでコントロールや可視化が可能。

( 増大するビックデータへの対応 へ続きます。) ページ 1 | 2


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Image courtesy of Fakespace Systems, Inc., Trimension Systems. Screen image courtesy of EAI., Janssen Pharmeceutica., Silicon Graphics, Inc., Pyramid Systems, Inc., Fakespace Systems, Inc., Division and Motor Coach International. CAVE [r] registered trademark is held by the University of Illinois Board of Trustees
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