sgi e-News 最新号NO.107 日本SGI Webマガジン <03月19日配信号>
トピックス2
自動映像検査システム
連載:次世代放送システム実現への課題
デジタルコンテンツ自動検査システム
第一回の記事に、「ファイル化された放送システムの課題」という内容で全体システムの概念図を記載しましたが、本システムに重要なシステムを追加します。それは、映像品質を管理するための自動映像検査システムです。
ファイル化されたデジタルコンテンツのメリットの一つとして、自動で映像品質検査を可能にすることが挙げられます。従来は映像コンテンツを再生し、Video/Audioの品質を人手による目視検査に頼らざるを得ない部分がありました。この自動検査システムを利用することにより、デジタル化(ファイル化)された段階で、エンコードの圧縮規格・システムレイヤーのヘッダー情報等にそっているかどうかやベースバンド信号時の品質等を自動検査することを可能にし、業務効率を改善します。

パフォーマンスとシステム構成
映像品質検査においては、どこまで(コンテナ、コーデック等)検査するかによって、その処理パフォーマンスに影響します。それは、ファイル化された映像コンテンツをアンラップ処理やデコード処理をしているのと変わらないためです。ファイルベースシステムにおいて、映像品質検査はワークフローの中で欠かせません。また、自動化されてもそのパフォーマンスが良くなければ、メリットを享受できません。グリッド処理や追いかけ処理も含めて、映像品質検査システムのシステム構成を充分検討する必要があります。
ワークフローの改善として重要なポイントは、自動化です。この映像品質検査システムにおいても、APIやSDKの利用や、XMLのメッセージの送受信等でシステム連携を可能にすることで、全体システムに取り込むことが可能になります。
最後に
放送業務において、映像品質検査は重要である。それは映像コンテンツそのものが資産であるからだと思う。IT技術を利用して、構築されたファイルベースシステムにおいては、映像品質検査そのものもIT技術を利用して、自動化される。
そう言えば、日本のエレクトロニクス業界でも、半導体の集積率があがり、自動化が進み、検査装置も自動化されて、大量生産を可能にした。そのうち映像制作もある程度自動化が進み、映像コンテンツが自動生成される未来も近いのかもしれない。
そうなった場合、差別化をはかれるものは、「映像コンテンツ」それ自身であろう。
文責:秋山 譲二(日本SGI デジタル・アセット・マネージメント事業本部長)
- http://www.sgi.co.jp/solutions_services/problem/tape_less.html
テープレス放送のワークフロー
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